空室クリーニングの作業手順を覚えれば、時短で効率的にこなせる!
2022.11.28空室クリーニングの作業手順についてお伝えします。
空室クリーニングはお部屋丸ごとお掃除をするので、お掃除をする箇所は大量にあります。
手順がバラバラだと一向に片付きませんし、汚れの見落としも出ています。
お掃除のお仕事を始める方は、技術よりもまずは正しい手順で作業を進める事を意識してください。
手順さえ守っていれば大きな失敗になりませんし時短で効率的に進められます。
空室クリーニングの作業手順は、大きく5つに分類できます
空室クリーニングの作業手順通りに内容をお伝えしたいと思います。
空室クリーニングの作業手順は大きく分けて5つあります。
この順番通りに作業すれば効率よく上手な掃除が可能です。
①ホコリや髪の毛をキレイに取る
まずお部屋に入ったら刷毛で高所のホコリを落としましょう。
カーテンレール、棚の上、照明、ブレーカーなどのホコリです。
高い場所のホコリを残したままに掃除を進めると、後の作業がはかどらなくなりますので時間を割いてする価値はあります。
床に落としたホコリをそのままにする人もいますが、「どうせ床は汚れるから、どうせ最後に取るんだから」はタブーです。
しっかり掃除機で吸い込むか、ほうきで取りましょう。
第一段階の作業として、お部屋のホコリや髪の毛をしっかりリセットする事は大切です。
この作業をしながらお部屋の隅々までチェックして、破損や汚れの強さを見極めましょう。
汚れが強くて追加作業をしないといけないと判断したら、この時点で元受けに報告しなくてはいけません。
②汚れが強いパーツを洗剤に漬け込む
次に、汚れが厳しいパーツを薬剤や洗剤に漬け込みましょう。
汚れが厳しい清掃箇所に早めにアプローチをすることは空室クリーニングでかなり重要です。
早めに洗剤に付けておくことで擦る時間を短縮できますので作業の時短効果が生まれます。
この工程を踏むのと無まないのとでは、1時間ぐらい作業時間が変わるので重要な工程と考えてください。
お掃除のプロ
- お風呂のエプロン内部にカビ洗剤をかけて放置しておく
- 排水溝のフタや、ヘアキャッチャーなどぬめりが強いパーツを洗剤に漬け込む
- カビやシミが強い箇所に薬剤をスプレーして放置しておく
- レンジフード・ごとくなどの油汚れが強いパーツもお湯と洗剤に漬け込む
- 洗面台やお風呂の可動棚、キッチンの戸棚などを分解して洗剤に漬け込む
- エアコンのカバーを分解してフィンに薬剤をスプレーしておく
このように漬け込む作業をすると、他のお掃除をしている間に薬剤がキレイにしてくれます。
※薬剤の濃度やつけ置き時間を誤ると破損になりますので注意しましょう。
③お部屋の汚れを拭きとる
ここからが本格的に汚れを落とす清掃作業の始まりです。
①②の作業でお掃除の下準備を整えたらお部屋中を拭き掃除します。
拭き掃除はお部屋の30%をキレイに仕上げる作業なので丁寧に細かく掃除します。
拭き掃除の基本は次の事に注意して作業を進めます。
高い場所でも目の高さで作業をする事
拭き掃除は必ず目の高さで行います。
高い場所は、手を伸ばすだけではダメです。
脚立に登って目で見てお掃除をします。
1か所ずつ正確にお掃除をする事こそ、最大の時短です。
正しい洗剤と道具でアプローチをする事
お掃除のスピードを速く進める為には、汚れに対して正しくアプローチをすることが大切です。
汚れに対するアプローチが間違っているとどんなに擦っても落とせません。
全ての箇所をタッチする事
拭き掃除をする時はただ汚れを落とすだけでなく、傷や痛みなどの確認も行います。
その為に見た感じがキレイでも必ず触らなくてはいけません。
目には見えないノリ汚れなどは触らないと気が付きません。
④水回りのクリーニングを行う
水回りのクリーニングは空室クリーニングの中盤の作業です。
水回りの作業は、ホースをつなぐ必要がありますので水を使う掃除はココでまとめてやっつけます。
効率的な手順で水回りを掃除すれば作業時間も大幅に短縮できます。
逆に手順が定まらないと大きく時間をロスしてしまいます。
②の「洗剤に漬け込んだ仕込み」の回収もここで行います。
- お風呂の折り戸の洗面側
- 洗濯パン
- 洗面台
- ベランダに置いた②の回収
- 全ての部屋の窓とサッシ
- ベランダ
- 玄関周り
- 風呂
- トイレ
- キッチン
※⑧以降はホースなしで清掃作業します。
水回りの掃除の注意点は、順番を間違えると掃除した箇所を汚してしまうので、同じ場所を2回掃除しないといけなくなるという点です。
例えば、④⑤⑥番を見てみます。
- ベランダを掃除し終わった後に、窓サッシを掃除すると、窓の汚れがベランダに広がります。
- ベランダに置いたエアコンカバーやレンジフードなどを洗わずにベランダ掃除を終わらせてしまっても同じです。
このように水回りの掃除は手順をを守って進めましょう。
⑤床のワックス
全てのお掃除が完了したら最後の仕上げは床のワックスです。
ワックスに使う水はバケツに貯めて外に出しておきます。
床のコーナーの汚れや、サッシなどの最終確認をしながらワックスをかけます。
部屋を出る前に「玄関土間」の掃除を怠らないように気を付けましょう。
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